まずは、練習方法の前にエントリーでは、以下の3点が重要です。
1.ダウ理論で目線を決める
2.ラインからエントリーポイントを絞る
3.チャートパターン・プライスアクションからエントリーする
では、具体的に説明します。
1.ダウ理論
ダウ理論とは、米国の証券アナリストであったチャールズ・ダウ氏が提唱したチャート分析理論です。
ダウ理論には、以下のような6つの法則があります。
1.平均価格は全ての事象を織り込む
2.トレンドは3種類ある
3.トレンドは3段階ある
4.平均は相互に確認される
5.トレンドは出来高でも確認できる
6.トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

FXでは、この6つ目の法則を使用します。
トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
ダウ理論では、高値と安値に注目し、
連続する高値・安値が、それより前の高値・安値より上に切り上げる状態が「上昇トレンド」、
下に切り下げる状態が「下降トレンド」と定義されています。
これらのトレンドは「上昇トレンドで高値を更新せずに安値を更新する」「下降トレンドで安値を更新せずに高値を更新する」といったシグナルが出ない限り、基本的に継続していくという法則です。

では、実際のチャートを使って説明していきます。
下図は、2024年10月5日のドル円(4時間足)です。
左側が下降トレンド、右側が上昇トレンドになっています。

上昇トレンド
上昇トレンドとは、高値と安値をそれぞれ切り上げる状態を指し、
チャートでは右肩上がりの形状となります。


下降トレンド
逆に下降トレンドとは、高値と安値をそれぞれ切り下げる状態を指し、
チャートでは右肩下がりの形状となります。


明確な転換シグナルとは?
上昇トレンド終了
上昇トレンドで高値を更新せずに安値を更新する。

下図の状態が上昇トレンド終了です。


押し安値
直近の高値を「更新した高値(最高値)」の起点となった安値のことを指します。
ここを割ると上昇トレンド終了です。

下降トレンド終了
下降トレンドで安値を更新せずに高値を更新する。

下図の状態が下降トレンド終了です。


戻り高値
直近の安値を「更新した安値(最安値)」の起点となった高値のことを指します。
ここを越えると下降トレンド終了です。

実際のトレードの活用の仕方
実際のトレードでは、最安値から最高値を全部取るというのは、
不可能に近いので、以下(下図)のような考え方で、トレードします。
まず、下降トレンドの直近の高値(戻り高値)を更新したので、
下降トレンドの終了を確認。
その後、目線を切り替え、高値・安値が切り上がっていることを確認して、
ロングエントリー。
4時間足で陰線を確定したので、そこで利確(約100pips獲得)。
という流れです。
トレードでは、この考え方を下位足(5分足・15分足)で同じように考え、値幅を取っていきます。

2.水平線・トレンドライン
FXの水平ラインとは、チャート上に水平に引くラインです。
高値同士や安値同士を結び、特定の水準が重要だと判断された場合に引いていきます。

最高値や最安値、押し安値や戻り高値など
意識されそうな価格帯に引いていきます。(下図参照)

水平ラインは、一般的に「レジスタンスライン」や「サポートライン」と呼ばれることもあります。
レジスタンスラインは、価格が上から抑えられている状態のポイントに引く水平ラインです。
反発している高値同士を結んだラインで、上に行こうとするチャートが抑えられている状態を示します。(下図参照)

ラインちょうどに反応するではなく、ゾーンとして捉えます。

サポートラインは、2点以上の安値と安値を結ぶ線です。
上昇トレンドの場合、複数の安値を結ぶサポートラインを引き、下落した相場がサポートラインに触れると反転して上昇して行きやすいと考えられます。(下図参照)

また、レジスタンスライン、サポートラインはブレイクされると、
その機能が転換することがよくあります。
これをレジサポ転換(サポレジ転換)と言います。(下図参照)

トレンドライン
トレンドラインとは、相場の方向性を分析する際にチャート上に引く線で、
テクニカル分析の指標の1つです。
ローソク足の天井や底を結ぶことでトレンドを分析でき、初心者でも使いやすい相場分析方法です。
トレンドラインには、上昇トレンドラインと下降トレンドラインの2種類があります。
上昇トレンドライン
チャートのジグザグの中で特に目立った下落ポイントを結んで右上に向かう形で引きます。

下降トレンドライン
チャートのジグザグの中で目立った上昇ポイントを結んで右下に向かう形で引きます。

トレンドラインは、下落した価格が上昇方向に跳ね返るライン(サポートライン)や
上昇した価格が下落方向に跳ね返るライン(レジスタンスライン)を特定するのに役立ちます。
サポートラインやレジスタンスラインは、価格の下値や上値の目安となる水準を指し、その近辺では押し目買いや戻り待ちの売りが出やすいと考えられています。

トレンドラインは、エントリータイミングの判断に活用することもできます。
たとえば、上昇トレンドの場合は、サポートラインに触れたら買いエントリー、サポートラインからはなれて高値に向かった段階で決済、再度サポートラインに触れたら買いエントリーを繰り返します。
サポートラインを割ったら損切りします。(下図参照))

水平線・トレンドラインをまとめると以下のように確度の高いエントリーをすることができます。
(下図参照)

3.チャートパターン・プライスアクション

チャートパターンとは、トレンドが反転または継続する際に現れる特徴的なチャートの形のことです。
「反転型・継続型」の2種類に大別でき、反転型ではトレンドの転換、継続型ではトレンドの継続を予測できます。
チャートパターンで大事な形は2つ
三尊(トリプルトップ)・逆三尊(トリプルボトム)
三尊(トリプルトップ)
三尊とは、チャートで3つの高値(山)や安値(谷)を構成するチャートパターンです。
三尊天井やトリプルトップなどと呼ばれ、相場のトレンドや投資のシグナルとして活用されます。

逆三尊(トリプルボトム)
逆三尊とは、安値付近で3つの谷を構成し、ネックラインを上抜けすることで完成するチャートパターンで、強い買いシグナルを表します。


具体的なエントリーポイントは下図になります。

ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップ
ダブルトップとは、上昇トレンドから下降トレンドに転換する際に現れるチャートパターンです。
アルファベットの「M」のような形をしており、相場の天井を示しています。(下図参照)

ダブルボトム
ダブルボトムとは、チャート分析で用いられる言葉で、相場の底入れを示すテクニカル分析のシグナルのひとつです。
チャートで2つの谷(安値)とその間に1つの山(高値)が底値圏で出現する様子を指し、
アルファベットの「W」のような形をしています。(下図参照)


具体的なエントリーポイントは下図になります。

4.【実例】ダウ理論と水平線による簡単なエントリーの仕方
環境認識

まずは、週足から1時間足までダウ理論による目線の確認と
意識されるレート(各時間足の最高値・最安値、戻り高値、押し安値)
にラインを引いていきます。
水平線は時間足別に色分けして引きます。
- 週足→白
- 日足→赤
- 4時間足→黄
- 1時間足→緑
色分けする理由は、上位足程(週足・日足)ゾーンで機能して、下位足程(4時間足、1時間足)ピンポイントで反発やレジサポ転換など機能するからです。
それでは、各時間足の環境認識をしていきます。
週足

日足

4時間足

1時間足

以上の結果から
週足、日足、4時間足→下目線
1時間足→上目線
ということが分かりました。
そして、ロングの場合、ショートの場合
どのラインからどのラインまで狙うかを考えます。
ロング例

ロングエントリーの場合は、上記のように下位足(1時間足、15分足)でダブルボトムを形成したら、そのブレイク確定でロングエントリーします。

そのときの利確目標は
週足のライン 148.641 か
4時間足のライン 149.322 に設定します。
エントリー 148.200
損切り 147.500
利確 149.300
利益 110pips
損失 70pips
あとは70pipsの損切りをした場合に、
証拠金の1~2%以内に収まるようにロットを計算します。
ショート例

ショート①
直近最安値割れ確定後、上記のように下位足(1時間足、15分足)でダブルトップを形成したら、そのブレイク確定でショートエントリーします。
そのときの利確目標は
日足のライン 146.002 に設定します。
エントリー 146.600
損切り 147.100
利確 146.000
利益 60pips
損失 50pips
ショート②
4時間足の戻り高値ラインで上値の重さを確認したら、上記のように下位足(1時間足、15分足)でダブルトップを形成したら、そのブレイク確定でショートエントリーします。

そのときの利確目標は
1時間足のライン 147.964 に設定します。
エントリー 148.900
損切り 149.500
利確 148.00
利益 90pips
損失 60pips
あとは、同じように損切りが
証拠金の1~2%以内に収まるようにロットを計算します。

以上が私が使用している
ダウ理論と水平線による簡単なエントリーの仕方です。
その後の展開

その後「ショート②」まで予想通り上げてきましたので、
148.900→148.100で利確の流れになりました。

実際の結果
エントリー 148.900 → 148.900
利確 148.00 → 148.100
利益 90pips → 80pips
1.ダウ理論で目線を決める
2.ラインからエントリーポイントを絞る
3.チャートパターン・プライスアクションからエントリーする
以上の方法を何回も何回も繰り返し、デモや少額で反復練習をして、このスキルを習得します。
しかし、実際の相場で試して勝てるようになるのには2~3年かかると言われています。
なぜなら、実際の相場では、エントリーポイントが少なく早く経験が積めないからです。

2~3年では遅いという方には、下記の練習方法がおすすめです。
【知識だけでは勝てない!実力を伸ばす「練習と実践」の黄金法則】👇


